TRIPLE BOTTOM LINE Limited Liability Pertnership
トリプルボトムライン有限責任事業組合
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今日的なCSRリサーチとは、R&D、研究開発 research and development のことです。reseach の意味は、研究であり調査であるというのが、本来です。
CSRリサーチは、目的に応じて、3つのタイプに分類されます。2.は、さらにステークホルダーごとの7つに分類されます。
1.ミッション mission リサーチ
CSRマネジメント導入にともなう、企業の現状(時処位*)項目調査です。社内(経営者、管理者、担当者)が対象です。
現在のベースとなるべき価値観 value(社是、経営理念)の再確認、また有効な風土としての、社内の機能・構造の採取、そこからミッション、ビジョン vision (経営計画)を構築します。
構築したミッションをオフィシャルにヒアリングします。
社内全員配布の上、開催し、意見交換し、修正していきます。決定案は再公開します。すべての経過はweb上で同時公開し、あらかじめ共有しておきます。
ミッションとは、事業領域であり、そこでの存在意義です。社会に資するところがどこかという、この全社的な共有が、CSRの取り組みにかかせません。
2.ステークホルダーリサーチ
ステークホルダーごとに、企業がどうかかわっているかを明らかにする、企業の現状項目調査です。それ以前に、コンサーンポイント(関係点)は、一覧として整理しておきます。著しい影響に応じてスコアも必要です。それらを調査項目に反映しますが、項目ごとまた項目外の自由意見も求めなければなりません。
(1)顧客/ユーザー(消費者 customer satisfaction )
(2)経営者/従業員(管理者・担当者 employee satisfaction )
(3)株主・投資家
(4)業界/サプライヤー
(5)行政・NPO・メディア
(6)地域社会/国際社会
(7)地球環境
項目調査結果をもとに、ステークホルダーごとのダイアローグ(対話、懇談)が必要になることがあります。問題点の確定、掘り下げ、要請と配慮の方法、事故・緊急事態の対応(事業継続マネジメント)、将来への課題準備などのためです。
結果は、すべて経営に反映されていかなければなりません。CSRマネジメントが、ステークホルダーマネジメントである理由です。その範囲が格段にひろいことが、今日的である証左です。権利と義務という関係をはるかにこえ、要請と配慮というかかわりをもつ、パートナーシップにほかなりません。
3.コンプライアンスリサーチ
コンプライアンスリサーチは、事実上コード・オブ・コンダクト(行為規範)リサーチです。ステークホルダーリサーチの結果から、ミッションへの価値指標として組み入れていくべき項目が、経営目標、経営計画に反映していき、価値観と、コンプライアンスとして組み入れていかなければならない項目が、この、コード・オブ・コンダクトに反映していきます。
コード・オブ・コンダクトは、ミッションと同様に、現状から構築後、オフィシャルにヒアリングし、社内全員配布の上、開催し、意見交換し、修正していきます。決定案は再公開します。すべての経過はweb上で同時公開し、あらかじめ共有しておきます。
その決定案の、全社的な共有と行為の継続が、CSRの一つの到達点にほかなりませんが、それがマニュアルでなく企業の精神 spirit の発露であるためには、なにより企業のオリジナルな時処位*に即していなければなりません。価値観を反映する、企業固有のことばでなければなりません。
マニュアルは、現在の、安全の確保(危険の回避)のために必要なもので、出発進行の指差確認とおなじです。精神は、それだけではなく、将来への継続的な気構えがあるものです。CSRがサステナビリティと同意義であるのとおなじです。世代間にわたる精神です。
*時処位:日本陽明学開祖の中江藤樹が「翁問答」で提起した知行合一の指針
(→ことばの意味)
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